「企業の生産性を高める」というと、営業や製造などのコア業務を担う部門に対し何か施策を行うイメージがあると思います。しかし、高度なITツールの普及によりクラウド環境が整ってきた今、経理や総務のようなバックオフィス部門をアウトソーシングし、限られた人材や資源をより重要な業務に従事させることで生産性を高めていくことも可能になりつつあります。 今まで社内の人間にしか任せられないと思っていた経理業務をアウトソーシングしていくことで、企業の生産性を高めていきたいですね。 では生産性の高い企業はなぜ経理をアウトソーシングするのか？アウトソーシングすることによって得られる効果は何なのか？ いまからご説明致します。

目次

• コストメリット
• 業務効率化
• 人材不足の解消
• まとめ

コストメリット

アウトソーシングを行うことでまず考えられる効果は「コストメリット」です。ここで注意しなければならないのは、数値化されるコストだけで考えれば、アウトソースする業務の内容・量によっては逆に高くつくこともあるということです。ここで言う「コスト」とは社員教育や非効率な業務に係る時間等、「目に見えないコスト」のことであり、こういったコストはアウトソーシングにより確実に削減できます。

業務効率化

経理をアウトソーシングする場合、少なからず「どの業務をアウトソースするか？」の検討が必要になります。その際、社内で何となくやっていた業務や非効率な業務が浮き彫りになるでしょう。そのような業務のほとんどはアウトソースするまでもないものであり、結果、不要な業務はそぎ落とされ、業務効率化を実現できるのです。

人材不足の解消

ITツールが発達したといっても、請求書の発行や経費精算、給与計算、仕訳入力、試算表の作成、債権債務管理等、まだまだ経理は人手が必要な業務です。少子化による人材不足、中小企業においては1人で経理業務を行っている等、経理の人材不足は深刻です。 日々のルーチン業務に追われていては、経理にとって重要な「考える業務」に集中できなくなってしまいます。本来、社員というものは企業の付加価値を高めていくために採用されるものであり、そのためには経理担当者は「会社の経営判断に資する情報を経営陣に提供する業務」に従事するべきなのです。 にもかかわらず、記帳や請求書発行、経費精算のように会計ソフトにただ入力していくだけの業務を行っていてはせっかくの貴重な人材を活かすことができず宝の持ち腐れとなってしまします。企業がわざわざ面接して採用した社員が経営の中枢に関わるような業務に従事できるようにするためには、単純な経理代行をアウトソーシングすることによって人材不足を解消させるべきです。

まとめ

以上のことから、経理をアウトソーシングすることは様々な効果がありますが、一方で、アウトソースする業務の洗い出しや業務フローの変更確認、社内への説明が必要となり、さらには企業の余剰人員の削減の可能性もあるため、アウトソーシング導入の課題は少なくありません。ですが、これらの課題をクリアし、その状態が浸透していけば必ず会社にとってプラスになるはずです。 これらの効果を得て、生産性の高い企業に生まれ変わるためにも、アウトソーシングを検討することをお勧めします。 弊社では、「経理代行(アウトソーシング)」サービスを提供しているだけでなく、 経理業務の見直しや問題点の洗い出しもサポートしております。 まずはお気軽に弊社へご相談下さい。