経理業務において、作業上のミスや無駄な作業を減らし、効率化・早期化を図りたいと考えている方は多いと思います。

そこで今回は、経理業務を改善して、ミスや無駄な作業を減らす方法について掘り下げていきます。

１．経理業務を改善してミスや無駄な作業を減らす方法とは

経理業務で起こりがちなミスとして、「入力ミス」があります。入力ミスを削減するための経理業務改善方法は、以下のとおりです。

●チェックリストなどを活用し、入力内容と入力文字を別々にチェックする
●ダブルチェックやクロスチェックを実施する
●ミスをチェックする業務フローをマニュアル化する

また、経理業務の無駄な作業の代表例として、「資料探し」がありますが、これも以下のような資料整理の工夫により改善できます。
●資料を使用頻度により分類して保管する
●ラベルシールやバインダーの活用など資料の区分をしやすいように工夫する
●クラウド会計ソフトや経費精算システムの活用など紙の資料の電子化を図る

２．経理業務のその他の方法による効率化・早期化

経理業務は、企業ごとに差異があります。貴社の経理業務を効率化・早期化するためには、「経理業務の洗い出しと集約化」が必須となります。

自社の経営業務フローに沿って、業務を洗い出し、無駄な作業がないかを検証します。同時に、同じような業務を集約化することにより早期化も図れます。

このようにして、「経理業務の洗い出しと集約化」が完了したら、計画的に作業が遂行できるように、業務マニュアルを作成し、スケジューリングしておくことをおすすめします。

これらの工夫を施すことにより、経理業務の見える化が実現し、一部の限られた経理担当者しか業務フローがわからないという経理業務のブラックボックス化も阻止することができます。

また、「経理業務管理シート」「経費精算システム」「クラウドサービス」「会計ソフト」などを活用することにより、さらなる効率化・早期化が実現できます。

さらに、経理業務のアウトソーシングは、費用対効果を図り予算に応じて選択できるので、経理業務の効率化・早期化には有効な手段の1つです。

３．まとめ

経理業務のミスや無駄な作業を減らす方法は、ミスをしないための施策や無駄な作業を削減するための工夫を業務フローとしてマニュアル化し、定期的に見直しを図っていくことです。

経理業務の洗い出しと集約化を行い、自社に合った効率化手法を実践することです。その一環として、経理業務のアウトソーシングなども検討してみましょう。

弊社では、経理代行やクラウド導入支援を通じて、業務フローの見直しについてもお手伝いをしておりますので、お困りのことがございましたら、お気軽にお問い合わせください。