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起業当初にこそ経理代行を活用するメリット・デメリット

会社設立後の大きな課題のひとつに「経理」が挙げられます。

個人事業主の場合と違い、会社設立後は営業・実務や人員育成など、こなさければならないタスクが山積みしていくため、会社の経理を自分だけで行うのはなかなかハードです。

この記事では、起業当初に経理代行を活用するメリット・デメリット、起業時は顧問契約がおすすめな理由について解説します。

目次

1.起業時に経理代行を使うメリット・デメリット

経理代行サービスの利用には、当然ながら費用がかかります。
起業時には多額のお金が必要なことを考えると、支出はできる限り抑えたいところです。

そこで経理代行のメリット・デメリットを紹介しますので、参考にしてください。

●経理代行を活用するメリット
起業時に経理代行サービスを利用する最大のメリットは、帳簿づけから解放され、本業に専念できることです。

小規模の起業では、社長自ら帳簿づけを行っているケースが少なくありません。

しかし社長の役割は売上を伸ばすことであって、仕事とは関係のない事務作業に時間を割くのは本意ではないでしょう。経理代行を利用すれば帳簿づけの煩わしさがなくなり、本来注力したいコア業務に集中することが可能となります。

また経理担当者を雇う必要がないことから人件費削減にもつながり、帳簿作成だけに特化すれば比較的低コストで済む点も魅力です。

●経理代行を活用するデメリット
経理代行には以下のようなデメリットが存在します。

・経理代行サービスの利用にあたって費用がかかる
1つ目は、経理代行のコストがかかる点です。
とはいえ正社員を雇うよりコストは少なくて済む場合がほとんどです。

経理担当を自社で雇おうとすると、年間数百万円のコストがかかりますが、経理代行であれば年間数十万円程度で収まるケースもあるため、結果としてコスト削減に結びつきます。

・社内に経理事務のノウハウが蓄積されない
2つ目は、会社に経理事務の技術が残らない点です。

経理代行サービスを利用すれば 煩雑な経理業務が楽になりますが、そのノウハウはあくまで外部のものであるため社内には残りません。
しかしながら、システムの分析やノウハウの共有は可能です。

いずれは経理を内製化しようと考えている場合や、アウトソーシング先の企業が撤退するなどのリスクを考えて、自社内でも委託業務の全体像を把握するようにしておくとよいでしょう。

2.起業時は顧問契約がおすすめ

起業時は経理代行だけでなく、税務の専門家である税理士と顧問契約を結ぶことをおすすめします。理由は以下のとおりです。

・創業融資や助成金、補助金などのサポートを行ってくれる
・起業における節税対策のアドバイスを受けられる
・税務調査にも対応してくれる

特に起業するうえで重要とされる創業融資では、提出に必要な事業計画書の作成をサポートしてもらえるのは心強いでしょう。

また日頃から税務面のアドバイスをもらえますし、税務署から税務調査が入ってしまった場合でも税理士が対応してくれるため安心です。

3.まとめ

この記事では、起業当初に経理代行を活用するメリット・デメリットについて解説しました。
経理代行サービスを利用することで、 税務に関するさまざまなアドバイス・サポートを受けられ、本来集中すべき仕事に専念できるようになります。

本業が軌道に乗るまでは、経理代行を活用してコア業務に割ける時間を増やしてみてはいかがでしょうか。

弊社は税理士事務所なので税理士業務から、記帳代行まで行うことが出来ますので、お困りの場合には、お問い合わせください。

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