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経理人材をスムーズに育成する4つの方法

企業において、人材育成には時間がかかります。
特に、経理は専門的な業務であり、会社によって異なるので、即戦力の経理人材を採用しても、自社に合わせた人材に育成するには、それなりの時間と手間がかかってしまいます。
どうにかして、経理人材をスムーズに育成することはできないでしょうか。
今回は、経理人材をスムーズに育成する4つの方法についてご紹介します。

目次

1.経理人材を育成する手順

自社に合った経理人材を育成する手順は、以下のとおりです。

①自社に合った経理人材とは何かを明確に設定する
たとえば、「会計の専門知識と社内での情報活用のためのコミュニケーション能力を併せ持ち、経営陣に対して、経営に役立つ情報をしっかりと伝達できる人材」などの経理人材の目標設定です。

②目標とする経理人材に育成するまでの育成プロセスの作成
自社の業務に必要な会計の専門知識(税務・財務・管理・資金)の学習方法と習得度合いの測定、コミュニケーションスキルの磨き方などを、各社員の現状の能力に合わせ、カスタマイズした育成プロセスの準備が必要です。

③育成プロセスのPDCAを繰り返す
育成の計画、実行、チェック、修正を各社員に繰り返します。育成プロセスは、新卒採用と中途入社でも社員ごとに異なります。

2.経理人材をスムーズに育成する方法

経理人材をスムーズに育成するには、以下の4つの方法があります。

●OJT(職場での実践を通して業務知識を身につける育成手法)
通常業務はもとより、経営陣への報告、クライアントを含めた外部との接触・情報交換などの機会を積極的に与えることにより、経理人材としての成長を促進できます。

●Off-JT(職場や通常業務から離れて行う育成手法)~研修など
研修には、外部研修(外部の専門家による講義)と内部研修(社員同士の勉強会など)があります。

●ジョブローテーション
数年周期で、メンバーの担当業務を入れ替えることをジョブローテーションと呼びます。会計領域内で入れ替える場合と、会計領域以外の業務も経験させる場合とがあります。
いずれも、さまざまな業務を経験することで、自社のビジネスに関する理解を深めて、経理人材としての成長を促進できます。

●資格取得などの自己啓発
経理担当して基本となる簿記2級や、上位資格である簿記1級や税理士・公認会計士などの資格の勉強をすることで、会計知識を体系的に学べるだけでなく、経理業務の日常業務にフィードバックさせることができます。

3.まとめ

経理人材をスムーズに育成するためには、4つの方法があることはご理解いただけたでしょうか。
自社に適した経理人材の育成方法を模索して、会社にとって万全な経理部を構築していきましょう。
また、会社にとって万全な経理部を構築していく上では、スムーズな経理人材の育成と合わせて、経理人材の退職など万が一のときに備えて、早い段階で代行会社への経理業務のアウトソーシングも併せて検討しておくことをおすすめします。

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